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【DAO】責任はどのように負いますか?中央管理者がいない組織の責任者は誰?

DAOって中央管理者がいないと言う事なけど…何かあった時ってだれが責任おうのかな?

目次

【DAO】責任はどのように負いますか?

2021年後半から、急速にweb3系のワード 特にDAOやNFT、メタバーズが賑わってきましたね

web3の醍醐味は、ブロックチェーンを用いた分散型です。ですが、分散してたら、最終的な責任者とか、なにかあった時に責任の所在ってどこにあるのでしょうか?

特にDAOは、新しい形の会社のような存在と言われていますので、中央管理者がいない分散型組織での、その責任はだれにあるのか?解説します

そもそもDAOを作ることが出来ない!?

結論から言ってしまうと、日本で現在ある法律や制度の元では、DAOの定義とされる特徴を満たすとDAOを作ることが出来ません

なんとか日本の法律の元でDAOを作ろうとすると、DAO的な様な株式会社になります
(2022年現在)

なので、現在日本においてDAO的なモノの責任者は、代表取締役や、取締役となります

なんか、味気なさすぎる結末…

DAO特徴と、日本のDAOの将来

では、もう少し世界のDAO事例や、法律や制度以外の視点からも考えていきましょう

因みに、DAOの定義とされる特徴は以下の通りです

  • 中央管理者がいなくて、参加者同士で管理
  • 参加者はガバナンストークンを保有
  • 意思決定(提案や投票)も民主的に
  • インセンティブ設計(分配)もみんなで決める
  • 作ったルールはスマートコントラクトで実行
  • 透明性が高く、参加者であればソースを閲覧できる
  • ガバナンストークンがあればDAOに参加できる

実際には、DAOを作るインフラなども、まだ日本では十分ではないです

海外のサイトを利用すれば可能です

ですが、1人1人がその設定、操作方法、セキュリティ問題などを考えたら、ブロックチェーンを使わなくてもDAOなモノは作れますので、現在 日本国内でDAO的な組織は、コミュニティの様な、会社の様な存在になりますね

制度面とインフラ面、両面の環境整備が求められます

中央管理者がいない組織・DAOの責任者は誰?

会社形態をとっている場合は、話は簡単ですが、現在あるコミュニティベースや、将来のDAOですと、どうでしょうか?

DAOの理念通りの「中央管理者がいない分散型組織」では、「一緒に何かを作って販売してみよう」的なBtoCビジネス(DAOで何かを作って、個人にモノを売る)事は、ギリギリ出来るかもしれません
(それでも問題はあると思いますが)

BtoB(企業間取引)、つまり「仕入れて売る事」や「企業に売る事」が出来ないです

どうしてかな?

DAO自体には株式会社のように法人格が認めらていませんし、DAO内での責任の所在も不明確だからです

例えば、DAO名やコミュニティ名では、銀行号座も開設出来ない、契約書を交わせない、許可申請を行えないなどの問題があります

代表者を作ると…
中央管理者がいないんじゃなかった?

って事になりかねないですからね。

そこは、割り切って必要なポジションなので、誰かに代表者になってもらったら?

そうなると、会社の様になっていきますし、代表者にいろいろな責任を負うことになるります。

責任者というリスクを負うのであれば、それなりのリターンも必要になってくると思いますので、分散型=平等と考えると、上手くいかなくなる可能性もあります。

それを踏まえて、DAO的なモノにしていく場合、次の問題を生じます

資産や損益を税務上、どのように判断するのか

本当であれば、コミュニティやDAO的なモノに入るべきお金や、払うべき税金をどう処理するのか?

できたら、DAO口座(コミュニティの口座)みたいなので管理できればいいですよね

そうなると、日本では会社になってしまうけどね

参加者それぞれが、それぞれに管理するという選択肢もあります。

それぞれの事業者の組合みたいなDAO的なモノであれば出来そうではありますね。ですが、みんなで1つの物を作ろうとした時には、貢献と対価(インセンティブ設計)をきちんと決めておく必要があります

制度面だけでなく、人間関係も乗り越える必要が出てきそうね

私は、バンドクループが分かりやすい例かなぁーと思います

同じ思いの音楽を楽しむメンバーで、同じ目標に向かっている時はいろいろあるとは思うますが一丸となって前に進みますが…ある程度の成果を上げてくると…

収入が入り、等分で良いのか? 作詞・作曲・編曲や、ボーカルなどはインタビューなどの仕事もありますしそれに応じた分配などを考え出すと…

音楽の方向性の違いで…みたいな

契約と責任はどうクリアするか?

賃貸契約や、取引契約もDAOやコミュニティ単位での契約は出来ませんので、誰かが代表者にする必要がありますね

事業によっては、許可申請を行う事業もあると思います

参加者の中に、代表者や申請者になってくれる方はいる時にはいいですが、いない場合は困ってしまいますね

また、何か損害責任などを負う場合には、それも含めて代表者が責任を負うのか?

事前にそれらの事情を踏まえて、参加者同士でも契約を交わすべきではないかと思います

確かに、損害責任も1人1人平等に追うのか?
ガバナンストークンをの保有率により責任を負うのか?
考えておくべき場所は多そうね

まとめ DAOの責任者は?

基本的には、日本でのDAOの制度や法律がないので、DAOの定義とされる特徴を満たすとDAOを作ることが出来ません。

DAO的な様な株式会社となれば、取締役などになります

DAO的なコミュニティであれば、参加者間で決めることになります。
DAO的なコミュニティでは、契約や申請は行えないので、代表者や申請者を置く必要がある
損害責任は参加者全員で責任を負うのか?ガバナンストークンの保有率で決めるのかは、ケースバイケースです。

これらの背景を明確にする、法律や制度を考えるのは大変そうだね

日本でDAOを行うためには、今ある制度を活かして進めていくしかありません。

制度や、インフラが整ってから動こうとしたら、あっという間に周回遅れになりそうですね

MZDAOと言うDAOを目指すコミュニティ

ZOZO創業者・前澤友作さんが、MZDAOと言うDAOを目指すコミュニティを作りました

上記したように日本では、正式なDAOを作るためには越えないといけない問題がありますので、現在は理念通りのブロックチェーンを使っているDAOではないのですが、DAOを作る過程を体験することが出来ます

興味ありましたら、公式MZDAOコミュニティのLPを見てくださいね

DAO運用方法もまとめましたよ

現在、最もweb3を感じられるのは、暗号資産(仮想通貨)とNFTと思います

暗号資産(仮想通貨)と NFT入手方法
についてもまとめました

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