ブロックチェーン技術を活用したゲームが注目を集めていますよね!
“Play to Earn”や、“〇 to Earn”などの言葉に惹かれ、儲かるのかな?と思う方も多いと思います。
私もその1人で、ブロックチェーンゲームの未来を期待しています。
しかし、実際には一部の人は稼げる場合もありますが、現在あるほとんどのブロックチェーンゲームは、稼げるという保証はありませんし…というよりも、支払いの方が多くなるでしょう。
つまり損をするって事ね
一般的には、そのように思うんですが、その辺の解釈がweb3.0が怪しいと思われてしまっている要因なんですよね
え、なにそれ…
現在あるブロックチェーンゲームがなぜ稼げないのか、そして、稼ぐためにはどうすればいいのか?
また、期待できる未来のブロックチェーンゲームはどのようなスタイルなのか、お話します
この記事を見ることで、本来の期待できるweb3.0の未来と、胡散臭いweb3.0を見極められるようにもなります
ブロックチェーンゲームとは
ブロックチェーン技術を用いた新しいタイプのゲームが誕生しました。
ブロックチェーンゲームとは、ブロックチェーン技術を利用したインターネットにつながるゲームのことで、プレイヤーは仮想通貨(暗号資産)を用いてアイテムを購入し、ゲーム内でアイテムを所有・売買することができます。
その中でも「Play to Earn」という言葉が注目され、多くの人々が稼ぐために挑戦しています。
楽しんでるとは言ってない…
しかし、実際には稼げる保証はなく、さまざまなリスクがあることを知っておく必要があります。
ブロックチェーンゲームの稼ぎについて詳しく掘り下げていきます。
ブロックチェーンゲームが稼げない理由 9選!
ブロックチェーンゲームは、一部の人たちにとっては楽しく、報酬を得られるかもしれないが、一般的には稼ぐことが難しいと言われています。
以下に、その理由を解説します。
初期設定が複雑
ブロックチェーンゲームを始めるためには、まずは暗号資産(仮想通貨)の取引所での口座開設や、ブロックチェーン技術についての理解が必要です。
これは、ゲームに参加するためのNFTを購入するためです
最近は、購入に関してはクレジットカードで購入も出来ますが、出金するためには、そのブロックチェーンゲームが対対応している暗号資産(仮想通貨)を取り扱う取引所の口座が必要です
例えば、エルフマスターズの場合は、PLTという暗号資産で取引しています。詳しくはコチラで解説
また、ゲーム内で使用するアイテムや仮想通貨の購入には初期費用が必要なる場合が多いです。
それなりの投資が必要になります。さらに、ブロックチェーンゲーム自体の仕組みが複雑であるため、初心者にとっては始めるのが難しいという側面があります。
無料で始められるソシャゲがあるのに、高額な初期費用を払い必要がある
ブロックチェーンゲームに参加するには、暗号資産(仮想通貨)であるイーサリアム、PLT(パレットトークン)などを買い、それをゲーム内のトークンに交換する必要があります。
このため、ゲームに参加するための初期費用が高く、初心者にとってはハードルが高いと言えます。
因みに、数万円から、数十万円します
へ?桁が違うんですけど…
無料で始められるソシャゲの方がリスクないね…
報酬の価値や価格が下落するから
ブロックチェーンゲームの報酬は、ゲーム内で得られるトークンです。そして、それを暗号資産に交換することで、法定通貨に変えることが出来ます。
私も数々のオンラインゲームや、ソーシャルゲームをやってきましたが、ほぼ100%のゲームは、リリース時が一番プレイヤーが多くなります。
音楽のダウンロード数もだいたいリリース直後が、セールスランキング上位になる感じですね
なので、初動をこけたゲームは、まず挽回するのは非常に難しいんですよね…
これは、ネットにつながる全てのゲームに共通する面がありますし、ゲームをやりつくしているプレイヤーさんならこの心理が分かると思います。
上手く軌道に乗ったゲームでも、プレイヤーを飽きさせないために、いろいろなコンテンツを追加します。
そうすると必要になるのが、報酬です。報酬のバランスは難しいです。
報酬が出ないと、やる気を削がれますし、出し過ぎるとトークンの価値が下落したり、暗号資産への交換レートがが下落してしまい、報酬の価値が減少してしまいます。
また、マイナーな暗号資産で運用しているブロックチェーンゲームですと、暗号資産自体も下落する場合があります
稼げるまでに時間がかかってしまう
ブロックチェーンゲームで報酬を得るためには、ゲームをプレイし続け、トークンを集める必要があります。
一気に報酬を出してしまうと、やることがなくなってユーザーが離れてしまうので、長く楽しんでもらいゲームを続けてもらうためです
そのため、報酬を得るためには時間がかかり、報酬が少なく、収益性が低いと言えます。
そして…課金してしまうからです
課金してしまうから
ゲームをしていると、楽しくなってもう少しプレイしたくなったり、強くなったりしますよね。
ソシャゲでもあるあるですが、そんな時には必要なアイテムが買えます。
買ってしまうと…出費が増えます…
ブロックチェーンゲームの寿命は短い
ブロックチェーンゲームには、NFT(非代替性トークン)を使ったゲームがあります。
しかし、これらのゲームの寿命は短く、プレイヤー数が減少し、トークンの価格が下落することがあります。
これは、非常に悪循環になります
ブロックチェーンゲームの理由が短い理由は以下の通りです
- 新規参入者の増加が鈍化する
- 既存のプレイヤーが飽きてきて人口が減少
- 追加コンテンツがないとトークンの使い道がないので、出金されてしまう
- ゲーム会社の運用資金がなくなる
ゲームが面白くない・クオリティが低い
ブロックチェーンゲームは、新しい技術を使ったゲームであり、まだ開発が進んでいません。
そのため、ゲームが面白くなく、クオリティが低いという問題があります。
だいたいのブロックチェーンゲームは、10年前のソシャゲやオンラインゲームよりも、ゲームとしてのクヲリティが低いものが多いです。
10年前のオンラインゲームは、ファイナルファンタジー14(FF14)
ソーシャルゲームは、モンスターストライク(モンスト)
グラフィックは勝ち負けに含まなくてもいいですが、面白さは既存のゲームと同等の物を用意しないと厳しいものがあります
外部からの収益方法がほとんどない
ゲーム会社の収益方法が、ほとんどない事があげられます。
プレイヤーに「Play to Earn(稼げる)」を掲げるなら、プレイヤーに利益が循環する方法が必要です。
ですが、ほとんどが後発プレイヤーの参加による収益で、先行者の稼げるの部分を作っているので、後発の新規プレイヤーを呼び込まなければなりません
ですが、上記で説明しましたが、プレイヤーが最も多いのはリリース時期です…
ゲーム内の収益方法も弱い
また、プレイを始めているプレイヤーに対しても弱い面があります。
稼ぎたい人は、稼げるプレイ方法を淡々とすればいいのですが、ゲームなので楽しみたい人もいます。
その方たちに、楽しんでもらい課金してもらえれば運営は成り立ちます。
そもそも、稼げるにひかれてプレイを始めているのに「課金とは?」という論争になりかねなそうですが…
ですが、ゲーム内の収益方法も弱い面があります
その理由として、まずソーシャルゲームの収益源となるガチャが実装しにくいことが挙げられます。
ガチャで排出されたアイテムを売買することでギャンブルになりかねないため、法律的にも問題があるためです。
また、ブロックチェーンゲームの良さとして、キャラクターなどのアイテムを他のゲームに持ち越すことができるというメリットがあります。
しかし、これは新しいゲームの収益ポイントを失うことを意味しており、既存のゲームを長期間維持することが困難になることがあります。
ブロックチェーンゲームが稼ぐためには
「ブロックチェーンゲームが稼ぐためには、次の5つの要素が必要」として、以下の4つの要素が必要である理由を解説します。
- 先に始める
- 参加権であるNFTを含み益と考えずプレイする(原資回収を優先)
- 利益が出ているうちに撤退
- 運営会社の状態や、ゲームの情報をいち早く取集
理由が4つしかないケド?
1つは、ある意味…稼げるおまけ情報なので最後に…
先に始める
先に始める理由は、将来的に収益を得るチャンスが高くなるためではなく、リリース直後から一定期間はプレイヤーの注目が集まり、需要と供給のバランスが崩れやすくなるため、価値が上がりやすくなっています。
リリース直後で、売却し利益確定させます
それじゃ、…Playしてないやーん
もしくは、先に始めておくことで、将来的にゲームの需要が減少しても、初期に購入したNFTなどを高値で売却することができ、リターンを得ることができます。
参加権であるNFTを含み益と考えずプレイする(原資回収を優先)
ブロックチェーンゲームには、プレイヤーが保有するNFT(非代替トークン)がプレイをするのに必要になり、重要な役割を果たします。
NFTは、ゲーム内で特定のアイテムやキャラクターを所有するために必要なものであり、NFTの市場価値が高まることで、プレイヤーは収益を得ることができます。
しかし、NFTの価値が下がる可能性もあるため(むしろ下がる可能性が高い)、原資回収を優先して、参加権であるNFTを含み益と考えずプレイすることが重要です。
稼ぎたい人は、原資回収をする前に課金はしない方がいいでしょう
利益が出ているうちに撤退
ブロックチェーンゲームは、ポンジスキームや詐欺の可能性があるため、利益が出た段階で撤退することが重要です。
利益が出ているうちに撤退することで、リスクを最小限に抑えることができます。
運営会社の状態や、ゲームの情報をいち早く取集
ブロックチェーンゲームは、運営会社の状態や、ゲームの情報をいち早く取集することが重要です。
運営会社の状態が不安定であったり、ゲームの情報が公開されていない場合、それはそのゲームに参加するリスクを高めることになります。
したがって、情報収集を欠かさずに行い、安全かつリスクの少ないゲームに参加することが重要です。
特に外国のゲームは、気を付けないとですね
私のプレイしていた韓国のソーシャルゲームですが、数万円課金して、まだ課金石が残っていたのに…突然ログインできなくなり、公式サイトや、公式Twitterにもなんの報告もないままです
日本の感覚で、海外のコンテンツをこの様なことも起きます…
ある意味…稼げるおまけ情報
下落しきってから、もう下がらないだろと思う頃に始めることです
下落しきっているポイントが分かりにくいし、いつサービス終了するか分かりませんが、価格が下落しきっていれば、プレイに必要なNFTも激安で売られていることもあるので、始めやすいですね
「稼ぐ」ための考えとして「初期コストを出来るだけかけない」と言うことがあります。初期コストがかかっていなければ、10円しか儲からなくてもプラス10円にはなります。
なかなか厳しいブロックチェーンゲームの環境について解説してきましたが、面白そうなゲームも出てくるかもしれませんし、稼げるかもしれません
始めようと思っても準備が整わないと始められないのが、ブロックチェーンゲームなので、今後のために触っておきたい人がいましたら、暗号資産や、ブロックチェーンゲームについて書いた記事がありますので参考してもらえると嬉しいです
ブロックチェーンゲームの未来
ブロックチェーンゲームはまだ新しい技術や環境であり、課題が残っています。
これは、ブロックチェーンゲームにだけに限らずweb3.0に現在ある問題としても言えますが、運営者の収益源が既存プレイヤー(参加者)の追加の課金、後発新規プレーヤー(参加者)の参入によることを改善し、外側からの新たな収益方法を獲得できるかがカギとなります
例えば、ゲームの中で広告が出たり、ポケモンGOの様に実際のお店とコラボし、実店舗のある企業様の収益を伸ばす方法です。
また、参加者同士のアイテムの交換(売買)での収益方法がありますが…これは少し悩ましい点も含み、既存のゲームではRMTとして禁止されていることが多いです
このあたりを上手くブロックチェーンゲームに落とし込めれば、面白いものが出来るのではないかと予想します。
「楽しんだのだから、お金として以外のリターンを受けているのだから、儲かったでしょ」という考えもあります。
へ? つまり、1万円を払って3000円しかリターンを得れなくても、9000円分の価値提供を受けたので、あなたは実質12000円を手にすることが出来て、2000円儲かったでしょ
ってこと?
これは、運営者からしたら、もしかしたらそうなのかもしれないけど、ユーザーからしたら「それは儲かるにならない」と思うよね
せめて、まずは既存のオンラインゲームやソーシャルゲームと比べて面白いゲームにしないと、ゲーム層のユーザーはなかなか入ってこないと思います
どうしても、ゲーム性の構造から、ブロックチェーンをプレイしている人の多くが「稼ぐ」ことに軸足がある人がプレイしている状況です
どちらかと言えば「ゲームをプレイした結果、稼ぐことも出来た」くらいにしないと、なかなか多くの人が楽しめるゲームにはならなそうです
まだまだ課題の残るブロックチェーンゲームですが、ゲーマーとしてはブロックチェーンの要素を上手く取り入れたゲームがリリースされることを願っています
そもそも「ブロックチェーン」と「稼げる」を切り離せば良い様な気がしますが…