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2023年の日本の制度で、定義通りのDAOはどこまで作れる?

2021年末頃から、バズり始めたweb3関連ワード。果たして本当に来るのでしょうか?

今日は、web3での会社のような組織DAOですが、日本で作ることが出来るのでしょうか?

解説していきたいと思います

目次

日本の制度で、定義通りのDAOはどこまで作れる?

DAOは、分散型自律組織といって中央管理者がいない、参加者同士がブロックチェーン上で管理するシステムと言うのが、最も一般的な定義です。

まだ、厳密には定義づけされていない様ですが、特徴としては次の通りです

  • 個人では成し遂げられない事を、共感する仲間と作り上げることが出来る
  • 誰でも参加できるので、自由にメンバーになれる
  • 中央管理者がいない
  • データもクライアントサーバー(中央管理)でなく、分散型のシステムで管理
  • DAOの方向性は参加者同士の意思決定に基づくもの
  • 自律分散的にアイディアを出し合い、情報交換し目標を達成する
  • 意思決定は投票で(Snapshotなどの投票ツール参照
  • インセンティブ設計されている(収益の分配)
  • 報酬は主にトークンで支払われる
  • トークンには、通貨の様なトークン、株式の様なガバナンストークンなど複数の種類がある
  • ブロックチェーンに記録保存され、誰でもソースを閲覧できる
  • 改ざんが困難で、透明性の高い管理システム

では、DAOは日本で作れるのか?ですが、定義通りのDAOは作れません。

理由は、制度や法律がない。法律に反してしまうプロセスがある。税制面で立ち行かなくなる。など理由があり、主に制度上の問題です。

技術的には可能です。

※ただ、システムの利用料(維持管理費など)はかかります

どうして日本でDAOは作れないの?

日本でDAOを作ろうとすると、金融規制を順守できるのか?が最大の課題となります。

つまり、お金を集めたり、配当(トークン)を配ったり、トークンの取引することが現制度の下では順守する事が非常に困難なため、営利目的のDAOを作るのは難しいです

現制度に当てはめて、既存の会社や株式を、DAOやトークンに当てはめることは出来なくはないのですが、手数料、税金など、府執拗な出費が出てしまうので現実的ではない様です

ですが、非営利のDAOであれば、金融規制に触れないので制度上の問題はありません

現在あるオンラインサロンやコミュニティを、ブロックチェーンで管理するコミュニティ、つまりDAO(非営利版)にするのは可能

※システムの利用料(維持管理費など)はかかりますが

日本の現制度で、具体的にどのようにDAO作ればいい?

お金や金融資産が絡むポイントがなければ、DAOっぽい組織を作ることは可能です。

なので、ガバナンストークンを、資産性のあるトークンと、意思決定に使うトークンに分け、現在の制度ではNGの資産性のあるトークンを分離し、意思決定のみのユーリティトークンにすればDAOぽくなるし、現制度上でも問題はありません

資産価値も、法的拘束力も、定義も法律上はないので、おもちゃレベルですが…

いちおう、ブロックチェーンで管理されれば参加者同士で情報を共有することができ、意思決定のプロセスや、履歴も分散的に保存され、いつでもデータを見ることが出来るので透明性を確保できます

また、意思決定の発議や投票も行うことが出来ます

まとめ:日本の制度でも、DAOのようなモノは作れる

日本の制度でも、金融規制を順守できればDAOは作ることが出来ます。

ですが、作れるのは事実上、非営利のオンラインサロン的なDAOまでといったところでしょうか…

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