プロンプトを上手く使いこなしている人のAIイラストはすごいなぁ
AIイラストってある程度のステキな画像はすぐに作れるけど、本当にステキな画像はなかなか作れないよね
masterpieceとか、best qualityとか、適当にプロンプトを入れちゃってるけど、上手く画質をコントロールしたいな
本日は、AIに上手な指示を送り、画質をきれいにするプロンプトがどのよな変化をもたらせるのか、画質をきれいにする代表的な21個のプロンプトとともに、ご紹介していきたいと思います
今回の記事は、StableDiffusionWebUIのローカル版でも、オンラインサービス版でも、またほかの画像生成AIでも使えますので、参考にしてみてください
最近のwebサービス版の画像生成AIは、ブロックされるプロンプトも増えてきていますので、無料で使いまくれるローカル版はおすすめですよ
現在、Stable Diffusionや画像生成AIに関する記事は、以下のものがありますので参考にしてね
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画質を上げるプロンプト 10選
一言に、画質を上げると言っても、調べたり解析したところ、その意味は大きく2つに分けられます。
「純粋に画質を上げるプロンプト」と「画質を美しく、芸術性をもたらしてくれるプロンプト」があります。
実際に、多くのプロンプトを公開されている方のプロンプトや、AIがとんなリアクションをするのか反応をみたり、StableDiffusionで実際に、数千枚組み合わせを生成してみました
そして、画質の調整によく使われるプロンプトや、効果が高そうな代表的なプロンプトをまとめてみました。
画質を上げるプロンプト 10選リスト
最初に「純粋に画質を上げるプロンプト」が10個ご紹介します
- best quality, 最高品質の
- top quality, トップクオリティの
- ultra detailed, 超詳細な
- highres, 高解像度の
- high-resolution, 高解像度の
- HDR, 高ダイナミックレンジの
- 4k, 4K解像度の
- 8k, 8K解像度の
- unity 8k wallpaper, ユニティ 8kの壁紙
- extremely detailed CG, 極めて詳細なCG
画質を上げるプロンプト検証 効果の違い
前提条件は同じで、画質に関わるプロンプトだけを変化させてます
以下の3つのモデルで効果を見ながらご紹介していきます
- 最新の実写系モデルBeautiful Realistic Asians V5
- アニメ系イラストモデルの代表格、anything-v4.0
- 私愛用させてもらってる、手書き風のイラストが作れるTsubaki
実際にこれらのプロンプトを使う時には、好きな要素を組み合わせて使う事をおすすめします
画質を上げるプロンプトをてきとうに使ってきちゃったけど、けっこう変化が大きいモノがあるんですね
画像の明るさや、背景のボケなど違いが出てますね
highresや8Kは特にきれいな感じがします
HDRや、unity 8k wallpaperは独特な感じがしますね
画質を上げるプロンプトで、人間の顔や洋服も変わるんだね
StableDiffusionのAIが学習している部分は共通していますが、学習モデルによって、学習していることが違うので、同じプロンプトでも、一緒に学習されたプロンプトが違うので、この様な変化が起こりますよ
1つのプロンプトは、ほかの要素のプロンプトとも結び合ってるケド、そのほかの要素は学習モデルによって、何と結び合っているのか変わるって事なのね
学習モデルによって、反映されるプロンプトと、反映されないプロンプトがあるの?
そうだね、この話はまた別な機会に話しますが「AIが学ぶ」っていろんな意味があるんですよ。
- StableDiffusionなどの画像生成AIが学習している事
- 学習モデルが学習したこと
- LoRAなどで追加学習したこと
- img2imgでユーザーが取り込んだ画像など、
一般的に、「AIが学習する」という言葉には実際には異なる意味があります。しかし、一般的にはそれを一括りにして「AIの学習の問題」という言葉で表現されることがあります。そのため、起こっている問題や、議論されている問題を話し合う時に、話自体がかみ合わない事もあるんですよね
今日の動画で、取り扱っている話は、StableDiffusionなどの画像生成AI学習している事と、学習モデルが学習したことの、画質に反応するプロンプトの名称と効果をご紹介している感じです
それで、1つのモデルで変化を見ているんじゃなく、3つのモデルで変化を見てるんですね
みなさんも、自分の好きなモデルがどんな反応をするのか、試してみるのもいいですよ
「画質を美しく、芸術性をもたらしてくれるプロンプト」11選
それでは、今度は「画質を美しく、芸術性をもたらしてくれるプロンプト」11個ご紹介します。
「画質を美しく、芸術性をもたらしてくれるプロンプト」11選リスト
- masterpiece, 傑作の
- realistic, 現実的な
- photorealistic, 写真のようにリアルな
- 2D, 二次元の
- 3D, 三次元の
- beautiful detailed, 美しく詳細な
- depth, 深み
- fine-textured, 細かい質感の
- super fine : 光沢のある
- perfectly focused, 完全にフォーカスされた
- crisp, 鮮明な
画質を美しく、芸術性をもたらしてくれるプロンプト検証 効果の違い
「画質を美しく、芸術性をもたらしてくれるプロンプト」の方が、「純粋に画質を上げるプロンプトのほうより、画像に変化が大きい様にみえますね
そうですね、実写もイラストもどちらも、人間の顔が別の人っぽくなりました
masterpieceは幅広く用いられるプロンプトなだけあって、安定的に美しくなっています
realistiや、photorealisticの実写は写真の様になりますし、イラストの方もマンガやアニメの絵よりも、肖像画や似顔絵ぽくなった感じがしますね
3Dは実写ですと、凹凸の立体感がでますね。イラストの方だと、リアル感が出てアンドロイドのような雰囲気になった
最後の2つは、構図が変化しましたね。構図を変えたくない時には混ぜない方がいいかもしれませんが、逆に変化の欲しい時には使ってみるのもいいですね
AIの画像生成ってかんたんに作れちゃうなら、価値を感じにくいと思っていましたが、やってみたら沼要素が多くて、最近は投稿サイトに上がっているAIイラストを見ると、感動しますね
各プロンプトに特色があるので、良い感じの組み合わせを探してみるのも楽しいですよ
絵の具の様に各プロンプトの要素を強めたり、弱めたりして、オリジナリティある作風を極めることも出来そうですよね
そうですね、ちなみに、プロンプトの効果を強める方法は、プロンプトをこの様にカッコをつけたり、カッコをを重ねたり、数字を入れて倍率を指定し増減させられます
このへんの細かいルールは、興味ある方は別の記事にプロンプトの法則をまとめてあるので見てもらえると嬉しいです
チョット気になったんだけど、この一覧で出す方法ってどうやるの?
これは、StableDiffusionWebUIの一番下にあるスクリプトの中にあるX/Y/Z plotの機能を使うとできるよ
今度、別の記事で詳しく解説しますね
プロンプト以外の画質を上げる方法
プロンプト以外の画質を上げる方法としては、以下の方法を組み合わせることで、さらに画質を上げることが出来ます
- 【画像生成AIイラスト】VAEインストール方法と便利な使い方
- 大きく、キレイな画像を出力する方法Hires.fix使い方。解像度アップ!
- Restore facesのチェックを入れる
- 【EasyNegative 】または【EasyNegative v2】導入&使い方♪設定方法
※Restore facesは実写系のみで有効で、イラスト系では効果はあまり無いようです
EasyNegative とEasyNegative V2は、普段使いや、人物中心の使い方をするのは、V2じゃないほうのEasyNegativeがおすすめです。
EasyNegative V2は風景とか、背景にこだわったり、特徴ある色合いを好まれる方におすすめです
おまけ:動画版【画質を上げるプロンプト】呪文の書き方
本格的にやりたい人は、デジタルイラスト/アイコンお絵描きする必要なおすすめ道具をまとめましたので参考にしてね
StableDiffusion WebUI v1.6.0(随時更新リサーチ中)
- StableDiffusion WebUIバージョン1.6.0リリース速報まとめ
- 【SDXL1.0のVAE】StableDiffusion WebUI v1.6.0 導入&設定方法
- StableDiffusion WebUI ver1.6.0「VAE」切り替えを便利なインターフェイス
- SDXL1.0環境のEasyNegative【negativeXL 】ネガティブプロンプト省略embeddings
StableDiffusion webUI基本設定
- StableDiffusion WebUIをローカル環境で使う設定のやり方♪
- StableDiffusion WebUIバージョンアップ方法。更新手順や注意点
- StableDiffusion WebUIバージョンの確認方法
- 【操作画面の解説・txt2img】分かりやすくパラメータの使い方を説明
- 【画像生成AIイラスト】VAEインストール方法と便利な使い方
- 「VAE」かんたんに切り替えするインターフェイス
- 【日本語化】StableDiffusionWebUI インターフェイス設定方法。
- 大きく、キレイな画像を出力する方法Hires.fix使い方。解像度アップ!
- 操作画面の5つのボタン解説
- 【X/Y/Z plot】使い方。プロンプトや設定を調整し比較してみよう!
- 【img2imgインペイント】画像生成AIイラストを修正/inpaintのパラメータ
- 【学習モデルの追加と変更】かんたん切り替え
- StableDiffusion WebUIバージョン1.3。LoRAを使う方法
- 【まとめ】画質が悪いを改善する7つの機能の使い方!
【学習モデル・checkpoint】
- 【実写系学習モデル・3選】写真の様なリアルな美少女が作れるモデルまとめ
- 【BracingEvoMix】日本人風の顔に特化した最新学習モデル
- 【BeautifulRealisticAsiansV5通称BRAV5】
プロンプト
- Stable Diffusionプロンプト(呪文)に関しての書き方。
- 【画質を上げる・画質に美しく芸術性を持たすプロンプト】呪文の書き方
- 【Tag complete】プロンプトのコツを掴める入力補助機能。
【ControlNet】
- 【ControlNet】使い方とインストール方法。画像生成AIイラストに便利な神機能。
- 【ControlNet-V1.1206】最新バージョンアップデート&モデル更新方法。
- 【ControlNet】不具合?表示されない…反映されない時には?
- 骨(棒人間)を使い、思い通りの姿勢をとらせた方法。
- 原画の絵と同じ姿勢(ポーズ)のAIイラスト生成のやり方♪
- AIイラストから線画を抽出する方法♪
- AIイラストを手描きで修正し、生成するやり方♪
- 【ControlNet】自作の線画イラストを画像生成AIに色塗り(ペイント)させる方法
- 自作の線画イラストをAIイラストに色塗り(ペイント)させる方法♪
【その他 拡張機能について】
- 【Eagle-pnginfo】画像やプロンプトを自動で一括管理できる拡張機能
- 【eagle】画像管理おすすめアプリ使い方
- 【eagle】公式サイト
- 【EasyNegative v2】導入&使い方♪設定方法
- 【EasyNegative V2】反映されないときには?原因と対処方法
- 【EasyNegative V2】【LoRA】にサムネイルを付ける方法
- 【LoRA】画像生成AIの追加学習データの使い方。
- 【Dynamic Prompts】ダウンロードとインストールの設定方法と特殊構文の使い方