ControlNetが続々バージョンアップされていますね!
コントロールネットの新しいバージョンのインストール方法と、モデルファイルの更新の方法を解説していきますね。
Stable Diffusion WebUIをいつから使っているかで、インストール方法や、更新方法が変わるので、目次から、皆さんの状況に合わせて必要な場所に飛べるようになっています
現在、Stable Diffusionや画像生成AIに関する記事は、以下のものがありますので参考にしてね
この記事に、特に関連する記事はコチラ
【ControlNet-V1.12】最新バージョンで出来ること
超軽めに、コントロールネットについて説明しますと、ControlNetは、Stable Diffusion WebUIに機能を拡張してくれるモジュールです
ControlNetを使えば、さまざまな機能をStable Diffusion WebUIで使うことができます。
例えば、AIイラストって素敵な絵は簡単に生成できるものの…なかなか思い通りのイラストを生成するのは難しいですよね
- イラストに思い通りのポーズを取らせる
- 線画だけを抽出する
- 洋服など、一部分だけを変える
- 手書きの線画でAIに指示をする
- 手書きの線画だけのイラストに色付けをする
- 表情をかえたり
- 顔を固定したり
- 指をきれいに生成
ControlNetを使うことで、これらのことが出来る様になります
神機能のハッピーセットですね
【ControlNetV1.1】最新バージョンへの更新方法
それでは、ControlNetの最新バージョンへの更新方法を解説していきます
ControlNetのバージョンが、1からの更新と、1.1からの更新で工程が変わりますが、1.1からの更新の方は、以下の最初の行程だけで最新バージョンに更新できます。
ControlNet V1.1からのバージョンの更新
バージョン1からの更新のかたは、次の項目も見てくださいね
そうしましたら、Stable Diffusion WebUIが起動して無かったら、起動してください
Stable Diffusion WebUIのExtensions というタブがあるので開きます
Extensionsタブのなかにある、Check for updatesのボタンをクリックしましょう。
コントロールネットだけに限らず、バージョンが古い拡張機能があればbehindと表示されます。
更新するためには、このチェックをつけた状態のままで、Apply and restart UIのボタンを押してくださいね
そうしますと、更新が完了します
あれ?変わってない様だけど?
もし変わらない時には、Stable Diffusion WebUIと、WebUIバッチの両方を再起動してみてください
ControlNetがリリースされた時に作った、コントロールネットの設定方法の動画のコメント欄にご質問頂きましたが、Apply and restart UIボタンを押しただけでは変わらないケースもある様ですね
困った時には、両方とも再起動だね
両方とも再起動しますと、この様にControlNetはバージョン1.1206と、更新がされていると思います
ControlNetに限らず、Stable Diffusion WebUIの拡張機能は頻繁に更新されるので、バージョンの確認やアップデートも時々するといいですよ
この動画を作っている時に、ControlNetはバージョン1.1206ですが、バージョン1.1か台らの更新の方はこれで更新完了です。
バージョン1.1206では、モデルデータファイルなしでも使える機能が増えてまして、reference onlyは話題になってますね
reference only関しては、ちかじか投稿する記事で解説しますね
ControlNet V1からのバージョンアップ&モデルファイルの更新
ControlNet バージョン1からの更新の方は、ControlNetのバージョンアップのほかに、ver1.1用のモデルのデータファイルを入れる必要があります。
バージョン1では8つのデータファイル(バージョン1用)を入れたと思いますが、バージョン1.1ではさらに6つの機能が加わり、14個のデータファイル(バージョン1.1~1.13用)があります。
さらに、ControlNet v1.14では、SDXL対応したため新たなモデルになります
ControlNetのバージョンに合わせた、ControlNetのモデルファイル(バージョン1.14以降用)が必要になります
ControlNet v1.14の詳細については公式サイトでご確認ください
【ControlNet v1.1】用のモデルファイルを更新
それでは、コントロールネットのモデルファイルをダウンロードと、インストールするする方法を解説します
【ControlNet v1.1】用のモデルファイルのダウンロード
おなじみの、たびたびお世話なる、Hugging Faceのページに行きます
そして、Hugging Faceにある検索窓にControlNetと入れます
そうしますと、ControlNet-v1-1がありますので、コチラを開いてください
SDXL対応モデル(ControlNetバージョン1.14以降用)はコチラ
似たような、文字列があるので間違わないようにしないと
ControlNet-v1-1のページが開きましたら、Files and versionsのタブを開いてください
(SDXL対応モデルの時も同様に、lllyasviel/sd_control_collectionページの、Files and versionsのタブを開いてください)
この中に、コントロールまるまるで始まるモデルファイルが14種類あるんですが、それぞれが1つ1つの機能になります(SDXL対応モデルの方では、30種類以上あります)
ドライブ容量に余裕があれば、14個をダウンロードしてください
最後がpthになってる方をダウンロードすればいいのかな?
それぞれの最後がpthになってる、モデルファイルの下にある、最後がyamlになっている方のファイルもセットでダウンロードしておいてね
14個づつ、合計28個になります
(SDXL対応モデルの方では、これらの区別がなくなっている様です。もし動作しない時には、ControlNet-v1-1のページに行って最後がyamlになっている方のファイルをダウンロードしてみてください)
1つ1つのモデルファイルが1.5ギガバイトくらいありますね
全部で20GBバイト近いので、容量的がめちゃくちゃ大きいですね
もし、ドライブ容量に余裕がなければ、cannyと、openposeだけでもいいかもしれません
機能については後ほど解説します
ファイルが大きいのでダウンロードには少し時間がかかりますが、ダウンロードし終わったら、ファイルを移動します
【ControlNet】のモデルファイルを移動しよう
移動先は、先ほど、コントロールネットをインストールしたフォルダ内です
似ているフォルダ名が多く繰り返されているので、間違わないようにしてくださいね
先ほど、コントロールネットをインストールしたフォルダ内のモデルズの中に移動しましょう
注意です
そして、StableDiffusionを再起動します
そして、コントロールネットを開きます。
コントロールネットの中の、真ん中の右側辺りにモデルという所があるので開いてみてください
ここに、先ほどダウンロードしたファイルが表示され、StableDiffusion WebUI内で使える様になります
【ControlNet】の機能説明と使い方
それでは、コントロールネットのモデルの、それぞれの機能で、何が出来るのか説明しますね
まずは、先ほど良く使う機能と紹介した、cannyとopenposeを紹介します
この2つを使って、コントロールネットに慣れるのが良いと思います
canny
cannyは、輪郭を検出してくれる機能です。
この機能を使えば、イラストから線画抽出や、AIイラストの手書きで修正が出来ます
また自分で描いた手書きのイラストに、色塗りだけをさせることも出来ます
詳しくは、コチラの記事や動画を見てもらえたら嬉しいです
openpose
オープンポーズは、ポーズを検出してくれる機能です。
この機能を使うと、他のイラストと同じポーズをとらせたり、線や棒人間からポーズの支持をAIに伝えることが出来ます
詳しくは、コチラの記事や動画を見てもらえたら嬉しいです
hed
hedは、キャニーに近い機能になります。キャニーよりもアウトラインがクッキリします。
線画を抽出して、色の変更など試す場合に向いている様です
mlsd
mlsdは、直線的な輪郭の検出に使う機能です。
cannyの直線専用版という感じです。cannyは人物など曲線のあるアウトラインがあるものに対して、MLSDは建物などの風景や背景作りに使えます
depth
depthは、画像の深度情報を元に画像生成を行うことが出来ます
深度情報?
奥行きのことだね
分かりやすい様に、カメラで例えますね
カメラからの距離によって生じる物体の大きさや位置の違いは、画像中で視覚的に認識できますが、奥行きの違いはわかりません。
深度情報を得ることで、画像中の物体の奥行きの違いを計算することができます。
一般的には、あまり使わないかもです
normal
normalは、法線を抽出できる機能です
法線って何かな?
深度情報と法線は、どちらも3Dグラフィックス分野でよく使われている言葉で、一般的には分かりにくいですが、対象までの距離情報が深度情報で、ここでいう法線は凹凸の事を指しています
ノーマルは、凹凸を検出できるモデルということですね
法線マップを使用することで、ポリゴン表面の凹凸を表現することができます
ぽ、ポリゴン?
2Dで、3Dモデルを作りたい時の設計図とか、イメージ図など描くときのアレです
昔あった3Dテレビとか、立体映像って、覚えていますか?
あれは、深度情報は3Dでしたが、法線情報が足りなかったので、距離感は3Dになりましたが被写体は平面的で、奥行きのある紙芝居みたいでした
近年のARや、メタバースで話題のVRは、深度情報も法線情報も再現できるので、立体的なモデルも距離感も出せるようになったんですね
ですが、いまのところコチラのnormalも、Stable Diffusion webUIでは一般的には、あまり使わない機能カモですね~
scribble
scribbleは、落書きを元に画像生成を行える機能です
落書きから?
面白そうですよね
落書き程度の線画から、AIがイラスト作ってくれるようです
さきほど紹介した、AIイラストを修正できる機能は、自分の手作業で細かに修正を行うと言うより、ある程度この様な雑な線画でも、コントロールネットを通じて指示することで、AIがそれっぽく修正してくれるんですよね
私もまだ、ほとんどscribbleを使ってないので、いろいろ試してみたいです
seg
segは、セマンティック セグメンテーションを使用した画像生成を行える機能です
写真や映像などの視覚情報から、そのコンテンツの主要な要素の位置や関係性を把握して、最適な構図を推定することが出来ます
イメージのアウトラインを伝えると、そこにAIが判断してくれて何かのデザインを埋めてくれる感じです
まとめ:動画版【ControlNet-V1.12】最新バージョンアップデート&モデル更新方法
本格的にやりたい人は、デジタルイラスト/アイコンお絵描きする必要なおすすめ道具をまとめましたので参考にしてね
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