Apple社AppleGPTの開発を発表 ChatGPTの様な大規模言語モデル
Apple社が、競合企業であるChatGPTに対抗し、自己のチャットボットサービスを構築しているという情報が浮上しました。
その情報源は、ブルームバーグの19日の報道で、「Apple社が現在進行中の”Apple GPT”と呼ばれる独自のAI（人工知能）チャットボットの構築に取り組んでいる」と述べられています。
また、AppleはChatGPTと同様の大規模言語モデルを生成するフレームワークを、独自に開発していることも報道されました。
このAIチャットボットにはAjaxと名付けられたApple特有の大規模言語モデルフレームワークが使用され、ChatGPTの様にユーザーの質問に対応したり、文章を要約する機能を持っているようです。
このチャットボットサービスは現在、Apple社の内部で使用されているとのことで、一般に提供するかどうかは現在まだ未定です。
AppleがAIの開発に力を注いでいる理由の一つとして、プライバシーの強化が挙げられています。
なお、同じくAppleの製品であるApple Watch上で大規模言語モデル「GPT」を駆使したAIチャットアプリ「Petey」が提供されています。
iPhoneにAppleGPTではないものの、ios17でAIを豊富に搭載
AppleGPTではないものの、IOS17ではAIを用いて、ユーザーが入力した単語や音声を自動的に修正する機能や、留守番電話の録音をリアルタイムに文字起こしする機能が追加され、ユーザーが電話に出るかどうかを決定する機能が加わる予定です。
さらに、デバイス上の機械学習を活用し、ユーザーが日記をつけるきっかけを提供するためのパーソナライズされた候補が表示され、スケジュール管理が容易になります。
そして、写真やビデオフレーム内で、機械学習を活用して、ユーザーのお気に入りの人々やペットが「ピープル」アルバムでより多く認識され、個々の被写体を抽出できるようになるとのことです。
これらを含む、AI関連の技術が多く採用されることが発表されました。
Appleの最高経営責任者・Tim Cook氏 AIの開発を語りました
Appleの最高経営責任者（CEO）、Tim Cook氏が、同社が生成的AI技術に注力していると、英国のメディアに明らかにしました。
Cook氏は、イギリスにおいてAI関連のスタッフを増やす計画があると発表しました。イギリスは、Appleにとって従業員数が多い国として世界で3位にランクされています。
Appleは、すでにイギリスで50万人以上の雇用を生み出しており、今後のスタッフ増員は、イギリスにおける研究開発活動をさらに強化することを意味します。
Appleの多くの製品には、既にAI技術が組み込まれています。例えば、Apple Watchには転倒検出（Fall Detection）、衝突検出（Crash Detection）、心房細動（Afib）検出、心電図（ECG）など、AIによって支えられた多数の機能があります。
さらに、Cook氏はAppleがChatGPTに類似したAIサービスの研究を進めていることも公表しました。
Apple社のAI開発「まとめ」
Google Bard、MetaのLlama2, Stability AIのFreeWilly、そして一般公開は未定のApple社の通称AppleGPTが続々と開発の事実が明らかになっていますね
日本の企業も、日本に特化した大規模言語モデル（LLM）の発表もあります。
はやり海外の大規模言語モデル（LLM）は、孤立した起源が謎に満ちている日本語では翻訳が微妙ですしセキュリティを考えると、独自の国産言語モデルがあるといいですよね
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