ChatGPTのリリース以降、AIの進化は目覚ましく、その活用範囲は日々広がっています。
そして最近では、AIが教育の格差問題にも貢献できることが明らかになりました。
アメリカの大学から興味深いデータが出てきました
検索エンジンの使い方にはコツが必要で、検索力がある人は詳細な情報を素早く見つけることができます。
しかし、それが苦手な人は情報収集に困難を感じることがあります。
知識のある人はより詳しい情報にたどり着けますが、そうでない人との情報格差が広がってしまっていました
ChatGPTの利用により、検索スキルがない人でも必要な情報に容易にアクセスすることが可能になりこの情報の格差を埋めているデータです
詳しく見ていきましょう
web検索のパフォーマンスは学歴に依存するが、ChatGPTは隔たりを縮小
具体的には、生成AIであるChatGPTが、ユーザーの学歴による情報検索能力の差を縮小する効果を持つことが確認されたのです。
この驚きの結果をもたらした研究は、米マイアミ大学の研究チームにより行われました。
彼らは95人の参加者を対象に、3つの情報検索タスクを実施し、その結果、ChatGPTの利用者はすべてのタスクを短時間で達成することが確認されました。
平均的な所要時間はわずか1分未満でした。
一方、Google検索のパフォーマンスはユーザーの学歴に大きく依存していました。
しかし、驚くべきことに、ChatGPTはその学歴の差を埋める効果があることが示されました。
つまり、ChatGPTの使用者は、学歴の高低に関わらず一貫して高い検索パフォーマンスを発揮することができたのです。
これは、よく言われる「検索力」という言葉がありました
私も、ブログをやる前はなんとなく検索をして調べ物をしていましたが、ブログをやる様になりリサーチ力が付いたら、情報に早く正確にたどり着けるようになりました
検索力を持っているか持っていないかで、情報量の格差が生まれてしまっていましたね
スラング的には、GGRKSなんてワードも良く見られた時もありましたね
ChatGPTとGoogleの間で有意なパフォーマンス差は認められなかったものの、ChatGPTは単純な質問への応答や一般的な解答の提供において優れたパフォーマンスを示しました。
しかし、事実確認のタスクについてはChatGPTのパフォーマンスが不十分であることも明らかになりました。
そうなんです!結果は同じものが得られる傾向にありますが、情報にたどり着くまでの時間がChatGPTの方が簡単なんだよね
チョット、正確性には欠けることもあるので、それをベースに検索をかけると良いよね
ユーザーは、ChatGPTの応答がGoogle検索と比較して情報の品質が高いと感じていました。
それにも関わらず、ユーザーは両ツールに対して同程度の信頼を持っていました。
また、ChatGPTを使用した参加者は、使いやすさ、有用性、楽しさ、そして満足度の面で、顕著に良好なユーザー体験を報告しています。
一方で、ChatGPTの使用はユーザーが過度に依存し、誤った情報を生成または複製する可能性があるという問題も存在します。そのため、その結果は一貫しないものとなり得ます。
ブログをやってる自分が言うのもなんですが…
検索上位はスカスカな「まとめ記事」も多々存在し、おすすめしているのは、アフィリエイト単価の高い商品だったりするからね…
若年者ほど、検索エンジンを使わず、SNSでの検索で生の声を調べているって話も聞きますよね
また、ChatGPTとGoogle検索のそれぞれを使用した際のユーザーの行動や考え方の違いを調査した結果も報告されています。
このような研究から、検索エンジンとAIツールの利用がユーザーの思考や行動にどのように影響を及ぼすか、さらに深い理解が得られることでしょう。
これらの研究結果は、AIが教育の格差を解消する一助となる可能性を示しています。
最近は、web検索もしてくれるので情報のファクトチェックもしてくれるようになりましたので以前よりも精度が上がりました
それでも誤った情報を生成することもありますので、web検索や他の情報筋からとの検証は必要ですね
仕事やリサーチの効率化、英語の翻訳も可能に
ChatGPTには、検索以外にも私たちに恩恵をもたらせています。
例えば読む気にもなれなかったような難しい論文や、法的な文章、そして日本語以外の文章を、その人それぞれの理解しやすい様な文章に変えてくれるので、理解することが効率的に行えるようになりました。
さらに、新しいアイディアを提供し、その長所と短所を考慮することで、仕事の効率性を高めてくれます。
この様なところでも、知識の差を埋めてくれているのではないでしょうか
まとめ
生成AIのChatGPTは、質問応答形式による自然な対話を通じて情報を提供することで、ユーザーが必要な情報を効率良く、短時間で得られる手段を提供しているのです。
しかし、誤情報を生成または複製する可能性があるという点は、その使用において十分に留意すべきリスクです。
これらの観点から、ChatGPTが提供する独自の検索体験が、ユーザーの検索行動や思考パターンにどのように影響を及ぼすかについて、さらなる研究が期待されます。
また、この研究は、チャットボット技術を検索エンジンのデザインに統合するための有益な洞察を提供しています。
これからのAIの進化とともに、教育や仕事の機会と質がさらに均等化することを期待します。
そして、ChatGPTといったAIツールが学歴の格差を埋める助けとなり、すべての人々が等しく質の高い情報へのアクセスを享受できる未来が訪れることを期待しています。
参考記事 https://arxiv.org/abs/2307.01135
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