Stable Diffusion webUI (automatic1111)で、拡張機能のControlNet・cannyを使った、AIイラストから線画を抽出する方法を解説していきます
線画だけ抽出しても使い道あるの?
「デザインは良かったけど、配色がイメージと違った…」や「別な配色のキャラクターが欲しい」などの時に、線画を抽出して、色の付け直しが出来るよ
イラストはいいけど、配色だけ残念な感じの時とかあるので、そんな時便利そうね
それに、ロールプレイングゲームの色違いのモンスター作るのに便利そうだね
cannyを使うと他にも以下のことをすることができます
現在、Stable Diffusionや画像生成AIに関する記事は、以下のものがありますので参考にしてね
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ControlNetを使い、AIイラストから線画を抽出するする手順
まずは、Stable Diffusion webUIには、元々ControlNetが導入されているわけではないので、使える状態に設定します。
設定が終わると、次のような項目が加わります
※今回のモデルは、andite/anything-v4.0を使わせて頂いてます
ControlNet欄のよこにある三角のボタンをクリックして、ControlNetを表示しましょう
AIイラストから線画を抽出するには、txt2imgを使って行えます
今回は、プロンプトとネガティブプロンプトに、最低限のプロンプトのみ以下のように記載しました
プロンプト
masterpiece, best quality, kawaii, cute girl
ネガティブプロンプト
worst quality, low quality
ControlNet画面を表示し、設定していこう
ControlNetを開くと、次のような画面が開きます
まずは、Enableの所にチェックを入れてください
Enableは、ControlNetを有効にすると言う意味です
次にimageの所に、線画を抽出したい画像を入れます
次に、プリプロセッサ(Preprocessor) と、モデル(Model)を設定します
プリプロセッサは、canny
モデルは、canny
に設定してね
それでは、ジェネレイト(Generate)ボタンをおしましょう
線画が抽出されましたね
線画の他にプロンプトをほとんど入れてないので、配色はAIが自動生成したものになります
かなり細かく線画が抽出されましたね
全ての行程を静止画で分かりやすく解説しましたが、より詳細を見たい場合は、作業工程を動画に残してあります
AIイラストから線画を抽出してからの用途
AIイラストから線画を抽出は出来たけど、これって何に使うの?
まずは、冒頭で話したように、別な色への塗り替えが出来ますよ
他にも、指や、構図を、デジタルお絵かきツールで手描きによる修正も可能です
ControlNetで線画抽出し、img2imgのインペイント機能と、さらにControlNetを使うと、一部の場所だけを再生成して別なものに変えることが出来ますよ
例えば、この様に髪色を変えたり、洋服を着せ替えたりも可能です
おまけ:【動画版】AIイラストから線画を抽出&再ペイント方法
本格的にやりたい人は、デジタルイラスト/アイコンお絵描きする必要なおすすめ道具をまとめましたので参考にしてね
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