本記事では、StableDiffusion WebUIを仮想環境での環境構築のやり方について解説します
本記事は、StableDiffusion WebUIの仮想環境での環境構築に焦点を当てています
画像生成AIに関する記事は、以下のものがありますので参考にしてね
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StableDiffusion WebUIを仮想環境での環境構築のやり方
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なぜ仮想環境でStableDiffusion WebUIを構築するか?
それは、異なるPythonのバージョンが必要になった時です
StableDiffusion WebUI/AUTOMATIC1111は基本的に、Python3.10.6でないと不具合が出るために、安定して使いたいわけです
ですので、複数の異なるPythonのバージョンが1つのパソコンに入っていると不具合が起こる可能性が高くなります
それで、安定して使いたいので確実にStableDiffusion WebUI/AUTOMATIC1111にPython3.10.6を使うようにするための環境構築をするわけです
強制的にPython3.10.6を使う領域に、StableDiffusion WebUIを引き込んでしまう領域展開するわけなのだな
領域展開・Python3.10.6なのだ
本記事では実際に、Python3.10.6とPython3.11.5を使うために設定した仮想環境を活用する手順で解説していきます
また、使うたびに仮想環境を立ち上げるのはめんどくさいので、Stable Diffusion WebUIを起動するためのwebui-user.batバッチファイルの中に起動プログラムを入れてみます。
この構成の実例をもとに解説します
この説明と同じ場所で、同じフォルダ名で環境構築するのであれば、コピペしてコードを使っていけます
Pythonの異なるバージョンをインストール
まず、Pythonの異なるバージョンをCドライブの直下に設定したフォルダにインストールします。
フォルダ名は「Python3106」と「Python3115」とします。
Python 3.10.6は「Python3106」に
Python 3.11.5は「Python3115」にインストールされることになります。
次に、仮想環境を整えます。
まずC:/直下に「StableDiffusionWebUI」フォルダを作成します
ここにPython 3.10.6を確実に実行させる仮想環境を構築します
StableDiffusionWebUIフォルダを作成したら、ここでアドレスバーにCMDと、うってコマンドラインをひらいてね
次に、コチラをコピペして貼り付けて
(Pythonがインストールしてある場所や、Pythonのフォルダ名が違う場合は、ユーザーごとに直してねい。以下のコードのC:\Python3106\python部分)
C:\Python3106\python -m venv C:\StableDiffusionWebUI\venv
Enterキーを押します。
これにより、指定したフォルダに新しい仮想環境が作成されます。
このコマンドが成功すれば、C:/StableDiffusionWebUI/venv フォルダ内に新しい仮想環境が作られ、その中にはPython 3.10.6の環境が含まれるようになります。
仮想環境のアクティブ化(活性化)
次に、仮想環境のアクティブ化活性化を行います
チラをコピペして貼り付けて
C:\StableDiffusionWebUI\venv\Scripts\activate
Enterキーを押します。
これにより、指定したフォルダの仮想環境がアクティブ化します
これで、StableDiffusionWebUIをその仮想環境内にインストールする準備が整いました。
StableDiffusionWebUI/AUTOMATIC1111のインストール
StableDiffusionWebUI/AUTOMATIC1111のインストールを行います
話を、コマンドラインの操作の話に戻します
次にこちらをコピペしてしてください
git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git
エンターを押せば、インストールが始まります
次のコードをコピペしてください
pip install -r requirements.txt
エンターを押し実行します
StableDiffusionWebUIの仮想環境Python 3.10.6での実行
StableDiffusionWebUIを使用する前に、まずは仮想環境をアクティブ化することから始めます。
これにより、プロジェクトの実行とその依存関係が、仮想環境内で隔離された状態で動作するようになります。
仮想環境を活性化するためには、通常なら以下の手順を実行します
コマンドプロンプト(またはPowerShell、またはあなたが使っている他のシェル)を開きます。
仮想環境があるディレクトリに移動します。これは通常、仮想環境を作成したディレクトリです。
次のコマンドを実行して、仮想環境を活性化します(Windowsの場合)
C:\StableDiffusionWebUI\venv\Scripts\activate
これで、起動させたいアプリケーションの起動コードを実行させます
しかし、Stable Diffusion WebUIにはwebui-user.batがあるので、このwebui-user.batを編集することで、いつも通りの操作感で仮想環境も立ち上げてくれることができます
状況的には、Stable Diffusion WebUIを立ち上げる直前に、仮想環境を立ち上げてくれ、その後にStable Diffusion WebUIを仮想環境の中で立ち上げてくれるようにします
webui-user.batを開き、以下のように編集してください
@echo off
set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=C:\StableDiffusionWebUI\venv
set COMMANDLINE_ARGS=
call %VENV_DIR%\Scripts\activate
call webui.bat
これでwebui-user.batを開くことで、ほかのバージョンのPythonが必要になっても、Stable Diffusion WebUIに必要なPython 3.10.6を安定して使い続けることが可能になります
グラボのVRAMが10GB未満であれば、set COMMANDLINE_ARGS=の列を以下にするのがおすすめです
set COMMANDLINE_ARGS=--medvram --xformers
因みに、安定してStable Diffusionを使っていくには、最低限必要なスペックは以下の3点です
- OSはWindows 10以降 が必要です
- ストレージは SSDで最低でも30GB以上が必要です(HDDでも出来なくはないですが、生成時間がかかります)
- NVIDIA製のグラフィックボード(最低でもVRAM8GB以上のビデオメモリはほしい・推奨はRTX3060(12GB~)
もし、どうしても解決できない不具合がありましたら、コチラの記事を参考にインストールしてみてください
拡張機能などのバージョン対応が複雑化してきているものの、StableDiffusionWebUIのインストール手順は、今もおなじ用に行えます。
なるべく最新の情報と、求めるStableDiffusionWebUIのバージョンを使えるように情報を維持します
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